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動画の果てに雨が降る
深夜に酒を飲んだテンションでyoutubeめぐりをした経験はみなさんあるであろう。自分も酔うとそういうことがよくある。

各々これまで見てきたライブは数多くあると思うし、どこでどんなライブを見てきたかは千差万別だと思う。 今回はそこでグッときた動画やライブを紹介する話。

 一本目はHusking beeの2005年のライブ動画。曲は1stにも入っている代表曲のwark。 この映像は解散する年のもので、(映像もおそらく解散ライブのもの)解散前の空気が漂っていて好きだ。 アマチュアバンドが「解散」や「活動休止」といっておセンチになるのが個人的には非常に大嫌いだが、 プロで活動したバンドの解散の映像とかはグッとくるものがある。ここでは紹介しないが、プリンセスプリンセスの解散ライブの際の、名曲「M」演奏前のMCなんかは非常に素晴らしい。

さてこの動画のキモは何といっても1:37くらいに出てくる号泣する女の子である。

何の気なしにみるといつももらい泣きしてしまう。 たぶんこの女の子はハスキングビーのファンの中でも有名になってそうなくらい、ワンカット(?)ですべてを表しているとおもう。 その嗚咽だけでバンドの歴史や、解散の喪失を表す、ただの客なのに看過できない点が非常にベネ。こんなファンがいるなんてハスキンは幸せなバンドだったと思う。

 カタカナ発音の英語、すぐ声が出なくなるヴォーカル、メロコア世代随一のメロウなグッドバンドの最後にこの嗚咽はとてもよく似合っている。


「初めて買ったCDは何か?」という質問は合コンから音楽雑誌の初登場の場においても有効なユーティリティ性の高い質問(と思っている)だと思っている。

 有名な音楽雑誌に取り上げられた人たちが「(初めて買ったCDは)ガラガラ蛇がやってくるです」などとと応えているのを見ては自分は「勝ったな」とほくそ笑んでいたものである。

そんな勝利者な自分が何を買ったかといえば、エレカシの「悲しみの果て」である。これ以上のない満点さで我ながらびっくりである。

当時はTK全盛期。どこもかしこもユーロビートを刻み、globeが歌い安室ちゃん踊っていた。タイアップが正義な時代である。 そんななか聡明にしてセンスあふるる大垣少年はグリコアーモンドチョコレートのCMで使われていたエレカシに心を奪われ、小学生には大金である¥1000をはたきシングルを購入したのである。

「この曲もタイアップじゃねーか」というツッコミはさておき、このシングルから1年後ほどに出した『明日に向かって走れ -月夜の歌-』は大垣少年の10代前半でとても大事なアルバムとなるのであった。

10年ほど時は経ち2007年、場所は北海道。九州とはいえ一年中半袖半パンで過ごす少年も成人し、ロックフェスを見るべく初めて北海道の大地を踏んだ。

その年のライジングサンで自分は初めて生でエレファントカシマシを見る機会に恵まれる。 なんともなしにアーステントでみたエレカシのライブを俺は一生忘れないと思う。
入場規制ながらもなんとか端っこの柵越しにみたエレカシを。
初めて買ったCDがエレカシでよかったと心の底から思った。
ガキの頃に聞いたあの曲を死ぬほどカッコよく全力で演奏する昔の侍の雄姿をおれは忘れない。

「ライブをみて泣く」という経験をしたのはこの時が初めてだった。泣きながら柵越しに風に吹かれてを合唱していた。本当にいい思い出だ。

本当ならここでその07年のライジングサンの動画を貼りたいとこなのであるが探せなかった。 興味が沸いた人はぜひ探してみてほしい。

もちろん感動しないかもしれないが、だれが見ても感動するようなつまらないライブをエレカシはしていないので、泣けないと怒るのは至極当然のことであるのだが。



2011年にあった地震に関して、個人的に思うところはたくさんがあるが、それに対して本当に個人を超えた範疇で言及も行動もしていない。

それは個人の好き好きであるし、強制力を以て何かさせることは暴力だと思っている。
原発に反対だろうが賛成だろうが頑張ろう日本だろうがくたばれ世界の終わりだろうが、好きにやればいい。

役に立つ人間がより復興に与すればそれでいいと思っている。

自分のバンドが人も金も動かせていない以上、言葉は悪いが売れてないバンドが音楽を通して何かをするということはおこがましいことだと思っている。 その分のスタジオ代を募金する方がまだ有益だ。

雨のひとつで殺される芸人はその程度の芸人である。

 普段どんなに批判されていようが、AKB48が被災地にいって握手をしたほうが被災地のためになろう。現実に人を救うのは意志作用の原理ではない。リアルなものだと思う。

音楽といったものがどれほど役に立ったのかわからないが、AIR JAMというイベントは東北での興行にうってでた。 そのイベントでBRAHMANのTOSHI-LOWのMCは自分の言説など吹っ飛ばす力に溢れている。

何かを救うということは容易いことではないと痛感させられる。

10分間という時間を、この瞬間世界で一番有益に使った人間だと思う。
 

いつか誰かのこういった思い出の登場人物になれれば幸いである。

それでは今日はこのへんで。
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コメント
はじめまして。
トリプルファイヤーの動画を観て、たどり着きました。
エキサイティングフラッシュ、何度も聴いています。なんだか癖になります。
いつかライブに行けたらと思います。
エレカシのようなかっこいいバンドにどんどんなっていってください。
| ぽこ | 2013/12/22 9:28 AM |
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