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スキルアップの道程
一年半ぶりに音源がでた。

全国流通やらAmazonにもあるので、是非手にとってほしい。
この音源売ってスキルアップ御殿を高田馬場に建てるのが目下の目標である。みんな買ってね。

そんなわけでレコーディングの思い出と曲解説なんぞを綴ってみる。


今回のレコーディングは都内ではなく、愛知県某所にあるパニックスマイルのゲルさんのスタジオで録音した。
サウンドプロデュースはこちらもパニックスマイルの吉田肇氏である。
録音するスタジオは明治だか大正だかからある自宅の蔵をスタジオに改装しているという、それだけで何だかいい音で録れそうな場所だった。

ツェッペリンが「検廚離譽魁璽妊ングを城で行ったり、レッチリが幽霊屋敷で録音したという有名な話があるので、一風変わった場所で録音するということを録る前から楽しみにしていた。

前作は都内のゴージャスなスタジオで録音したのだが、諸々の都合で年末12月29日に20時間で全曲録音という無茶な日程だった。
今回はその反省を生かしつつ、都内でないこともあり一泊二日でのレコーディングとなった。
レコーディング前日夜に都内を出発し、深夜に到着。ちょろっと寝てお昼からレコーディングスタートとなった。

スタジオの機材は古いパールのキットだった。シンバル類も年季が入ったものばかり。

録り音に関しては吉田Pに一任してあったので、そこまで気にせずにいた。
その結果、持っていったスネア、愛機ラデイックLM402は一曲でしか使わなれなかった。

タム類とライドは殆ど使わないので、ドラム録音で変化をつけるのは自ずとスネアのサウンドだった。
曲によってスタジオのスネアを吉田Pの指示によって変え、ミュート加減、チューニングで変化をつけた。
普段はLM402をハイピッチにして、オープンながらもややつまらせた音に仕上げている(ここらへんは実に言語化しにくい部分である。アンプみたいに12時とか言えないところがドラムの悲しいところ)が、レコーディングではそういったチューニングにはしなかった。

ほぼ全曲でスネアにタオルミュートを施し、オープンリムショットも使わずに録音したので、普段とはかなり違った、もとい出したことのない音に仕上がった。

使用したスネアは詳しくは覚えていないが、基本的に年季の入った鉄シェルのスネアが基本だった。
それらのスネアに、普段はしないゆるめのダルめチューニング+タオルミュートをかまし、デッドサウンドに仕上げていった。
↓こんな感じでミュート具合も曲によっていろいろ試した。灰緑の手ぬぐい!






前回の反省点として、スタジオワークに関しては自分たちは非常に経験値が低いということが挙げられる。
前作のエンジニアをしてくれた馬場ちゃんは非常に敏腕であるが、その馬場ちゃんに指示することができず、彼女の腕前を満足に引き出すことができていなかった。
ライブの音作りには関しては労力を割いてきたが、ことレコーディングとなると右も左もわからなかったのである。

音作りに疲れたラッキーサウンド



そんなわけで経験もなく方法論も確立できていないので、今回は音に関しての全権は吉田Pに一任していた。
普段出さない音での録音が進んでいくのだが、やはりニューウェイビーな、いかにも「スナッピー鳴ってます」っていう音はいい。
ドラムで出す音のスイートスポットは録音とライブで本当に変わるが、考えてドツボにはまるくらいなら、この普段との違いを楽しむくらいが丁度いいのかもしれない。

録音は基本はベースと同時録りで行った。山本はスタインバーガーも使ったりしていたが、
こいつは小粒ながらピリリと辛いインパクトのある、アストロ球団の明智球七のような音がするので、
レコーディングにはいいかもしれん。



リズム隊は同時録りだったので、レコーディング自体は一日でほぼ終わった。
二日目はほとんどビールを飲んで漫画を読んだり子供たちと遊んで過ごした。






そんな風にいろいろなサウンドを試したののだが、細かく覚えているわけではないので、ライブでの心構えも交えつつ一曲ずつ解説しようと思う。

1. 面白いパーティー
今回のアルバムの切込隊長。ライブでも前半にされることが多い曲。
レコーディング直前に完成し、ライブで数回やっただけで収録曲に選ばれたシンデレラボーイ(ガール?)。
Aメロ終わりのハイハット連打以外にはほとんどフレーズに変化がないが、その分スネアとハットに集中できるので、ライブの導入にももってこいの曲。間奏のギターと合わせるハイハットオープンクローズが気持ちいい。
伝わるかわからんが、長打はないが巧打者の右の一番バッターというイメージ。一発はないものの出塁率は高めの安定感が持ち味。
 
2. ちゃんとしないと死ぬ
曲者の二番。少し前まではライブでも一番手にやっていたことが多かった。
ただこいつは一番以外でも使える曲。
間奏での、クローズのままハットをぶっ叩いて得れる快感は轟音バンドでは得れない楽しみであろう。
メインフレーズの、ハットをクローズするタイミングは一回目と二回目で実は微妙に異なる。わかんない?すいませんそれはおれの技量不足です。ハイタムを叩く唯一の曲でもある。

3. スキルアップ
みんな大好きなタイトルナンバー曲。今回のアルバムでも一番古くからやっている曲でもある。
メインフレーズの最後、二小節の最後の部分のアクセントを、あえてハットでつけずにキックの強さでつけたところがお気に入り。そのおかげでフレーズの切れ目がなくなり、ヴォーカルを邪魔しない効果を得ている(はず)。
そのほかにも、二回目のサビのあとの歌(以前は棒を挿したり〜)の箇所で一転してチップで刻むのが個人的に匠。

4. Jimi Hendrix Experience
一番気持ちよく演奏するのが難しい曲であり、その分はきっちりと演奏できたときは絶頂モノな一筋縄ではいかない曲。
最初にデモを持ってきた時点で、鳥居君はドラム譜でアクセントまで指定してきた。彼は天才である。
メインフレーズのバスドラ二発+スネア二発(左手のみ)+バスドラ二発のドドタタドドという16分の6連発はオルタネイトでない分バタつくフレーズではあるが、コシのあるうねりを生み出している。ここを安定して出せるかがキモである。
A→間奏→A→Bという構成でドラムパターンは変わらいないが、その分途中のクラッシュにも神経を使う必要があるので、本当に気の抜けない曲である。

5. カモン
収録曲でも屈指の問題作。
クローズドリムショットのスイートスポットをいかに早くつけるかがキモ。あとは如何に吉田で笑わずに回しを把握できるかにかかっている。
2番と3番の頭のハットでのオカズは、竿ものの邪魔をしないようにシンプルかつキレのあるものを選択した。
Bのバスドラべタ踏みパターン、「スメルズのHello, hello, hello, how low部分フレーズ(通称スメルズフレーズ)」は使い勝手のいいフレーズで愛用している。

6. 本物のキーホルダー
面白いパーティーと同じく、レコーディング直前に生まれたニューカマー。
本作でまともにフロアタムを叩く唯一の曲。
基本フレーズがドラムを始めて最初にコピーした、ブルーハーツの「夕暮れ」と同じフレーズなのが個人的にアガる。
間奏部分での、ライドに行きたくなる気持ちを抑えたハイハットもキラリと光る。
Aと間奏でハットの表情を使い分けるのが楽しい。この曲でもスメルズフレーズが登場する。

7. 可能性が無限
演奏していて一番楽しい曲かもしれない。テンポが持ち曲で最遅(だと思われる)。
数少ないオープンリムショットの割合が少ない曲。Bメロでリムをかけずにアクセントつけるのが楽しい。
ハットはクローズ→オープン、スネアもリムをかけない音からかけた音まで全て出すのでこれまた楽しい。
ただ演奏するのは楽しいが、録音は一番時間がかかった。ローテンポはやはり難しいと身に染みた、厳しさと楽しさを併せ持った曲である。

8. 神様が見ている
今回のアルバムで唯一の吉田曲。ベースリフがブリブリしているが、あえてハットをシャリシャリさせず、どちらかというと シンプルなギターフレーズにバランスを合わせた。
途中のテンポダウン、大サビ前のフィルなど、わかりやすく盛り上がる部分があるので、そこでは内に秘めたHR魂を呼び起こして叩いている。 
スキルアップが「ロビンソン」、カモンが「ハチミツ」だとしたら、この曲は「愛のことば」的ポジションだと個人的には思っている。

9. ブラッドピット
クロージングナンバー。ライブでも長らく〆に演奏されていたおばあちゃんに代わり最後に演奏される。
宣 銅烈のあとに岩瀬が頭角をあらわしたといったところ。世代交代がサクッとできてよかった。
テンポは190くらい。これはハイスタのdear my friendなみの速さである。
当初から鳥居君がアホほど速く演奏しろと言っていたので、ライブではテンポ200くらいで演奏している(はず)。
これはハイスタのstay goldくらいの速さである。メロコアコピーしといてよかった。
一番がイントロ分長いので本当に泣きそうになる。
余談だが、先日おばあちゃん→ブラッドピッドというセットリストでライブをしたが、右手に乳酸が溜まる音が聞こえてきた。それくらいキツかった。

以上が曲解説&心構えである。コピーする際には参考にしよう!
これを読みつつアルバムを聞くのもいいのではないだろうか。

繰り返しになるけれど、スキルアップをよろしくお願いします。
それでは今日はこの辺で。
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