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十年一昔
ついに3rdアルバムがリリースが決まった。去年から準備してきた作品が世に出る。長かった。

先日の土曜にやった先行即売会に来てくれた人には一足先に買ってもらったけれど、店頭に並ぶのは9月15日である。
ぜひとも一度聞いてもらいたい。

その先行即売会で発表されたが、レコ発として初のワンマンライブを11月24日(火)渋谷CLUB QUATTROで行うこととなった。
こちらも是非来て欲しい。
クアトロでワンマンというのはもちろん俺の意見で決まったわけではないが、個人的には非常に感慨深いものがある。


東京に出てきて初めて行ったライブは、Ken Yokoyamaだった。最初のアルバムを出した直後の、東名阪ツアーのラストだった。
自分が東京に出てきたのは高校を卒業した2004年のことである。随分と時間が経ってしまった。

高校生の頃はメロコア全盛で、自分もハイスタが大好きな「キッズ」であった。
しかし好きになった頃にはもうハイスタは活動を休止しており、実際にライブを見ることはできなかった。
当時はYoutubeもない時代。なけなしの小遣いで買ったDVDと、大分市内中を探しまくって見つけたAIR JAMのVHSビデオを繰り返し見ていた。

そして高校を卒業する直前の2月、ハイスタのギタリスト横山健がソロアルバムをリリースする。
ハイスタの音源ではないが、ソロアルバムはハイスタキッズの心を掴むには十分な内容のアルバムだった。
星の数ほど湧いていたまがいもののメロコアバンドにはない、ハイスタの音がそこには十分にあった。
「今度はリアルタイムで追える」ということが嬉しかった。 何度も何度も繰り返し聞いたことを覚えている。

高校を卒業してすぐ東京に出てきたので、その時にはまだタワレコ渋谷店で展開の棚があり、収録曲のPVが流れていた。
前述のとおりPVなどは気軽に見れなかったので、店頭でみて驚いた。

出てきて一ヶ月ほど経った頃に、地元の友人からKen Yokoyamaのライブに行こうと誘いを受けた。
それが東京で初めて行くライブでもあった。会場は渋谷のクアトロだった。
田舎の高校生でも渋谷クアトロの存在は流石に知っていて、東京に出てきた実感が湧いたものである。

しかしライブに行く計画はしたものの、我々はチケットを入手できていなかった。
だからといってあっさり諦めるわけにはいかない。とりあえずライブハウスまでは行ってみよう、奇跡的に余っている人もいるかも知れない、というわけでとりあえずはクアトロに行ってみようということになった。

クアトロに着くと、我々と同じくチケットはないもののとりあえず現地に来てみた人が何人かいた。
皆余ったチケットを譲って欲しいということを紙に書いて持っていた。
開演まで粘ったが、残念ながらチケットを譲ってくれる人は現れなかった(なにせ我々は3人だったのだ。どう考えても望みは薄い)

開演して暫くしてもあっさりとは諦めず、「もう見れなくてもいいからせめて漏れる音だけでも聞こう」と、
会場のあるフロアの、チケットがなくても入れる場所ギリギリまでいき、漏れ出る音を聞いていた。

しかし漏れ出る音はその時一番見たかったライブの漏れ音である。聞けば次の曲も、そのまた次の曲も聞きたくなり、暫くその場で漏れ音を聞いていた。
外にいてチケットを入手できなかった他の人たち(正確には覚えていないが、20人弱程度)も、同じようにしていた。

暫くそんなことしていたが、その集団に思いがけないことが伝えられる。

なんと、スタッフの方が「もう始まってしまって途中だけど、チケット代を払うなら入場していいよ」と言ってくれたのである。
漏れ音を聞いていたキッズ達は大興奮。急いで入場し、なんとか初ライブを見ることができたのであった。

あの時の感謝の気持ちは本当に忘れたことはない。扉を開けた瞬間に、渋谷クアトロ名物柱が目に入ってきたことをはっきりと覚えている。
その思い出のおかげか、あの柱は確かにクソ邪魔ではあるが、どうも憎めない。喜びの記憶と同じフォルダに保存されているのだろう。

ライブ自体はもちろん素晴らしかった。ダイブもした記憶がある。自分の音楽に関わる記憶でも特に印象的な記憶である。
ライブが終り、グッズを買おうと思ったが、Ken YokoyamaのTシャツは売りきていた。しかしこのライブを何か形としては残したい。そう思い一音もライブを聞いていないがCOMEBACK MY DAUGHTERSのTシャツを買った。
そのTシャツはどこかに行ってしまった。といっても買ってから一度も着なかった気がするが。

あれから随分と時間が経ってしまったが、ついに同じステージでワンマンライブをする。
何度かクアトロでライブはしたが、ワンマンをするとなるとなかなか感慨深い。
願わくば入口で漏れ音を聞く人が現れるくらいお客さんを呼びたいもんである。

叶うならば入口で漏れ音を聞いていた、19歳の自分を招待したい。「お前もあっち側になったぞ」と。
ただあいつはトリプルファイヤーを好きになることはないと思うけれど。


長い昔話になってしまったが、皆さんクアトロワンマンをよろしくお願いします。それでは今日はこのへんで。
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